2010.12.31 Friday 06:21
大みそかになりました。
今朝は朝ごはんに年越しそばをいただきました。
年越しそばを朝いただくのは、私の実家の習慣です。
実家では、朝そばを食べ、夜は混ぜごはんやお刺身になります。
子供のころ、大みそかの朝起きると、台所から父がよく「何そばを食べる?」と聞いてくれたものでした。そばがあまり好きでなかった私は、「うどんがいい。ラーメンないの?」などと言っていました。
家人の育った家庭では、大みそかの夕飯からおせちを食べ始め、紅白を見ながらおそばを食べます。
多分、どちらの家庭も、夕飯がおそばだけだとちょっと寂しいということなのだと思います。
今年の年越しそばは、家人の実家にならって、けんちんそばにしました。
こんぶとかつおで取っただし汁に、里芋、ニンジン、大根、ねぎなど具がたくさん入れて、イクラを乗せました。
両家庭のならわしを取り入れた我が家の大みそか。年越しは家族の歴史、家族の文化を感じる行事でもあります。
季節の便りauthor :
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2010.12.30 Thursday 20:50
お腹の子の検診に産院に行きました。
エコーで胎児の顔の様子を見せていただいているとき、口らしきものがぱくぱくと動いていました。
「これは呼吸の練習をしているんだよ」と先生。
先生によると、羊水の中にいる間は普通の呼吸はできないけれども、生まれる時期が近付くと、こうして息をする練習をし始めるそうです。
「神様がそんな風に作ってくれたんだね。すごいもんだ」という先生の言葉に感動しました。
妊娠、出産は神秘とよく言われますが、人智を超えた力が厳然とあるように感じます。
この産院での検診はきょうで終了。新年からは出産する総合病院へ移ります。
アットホームで、丁寧に診て下さるこの産院では、これまで知らなかったことをたくさん教わり、またいつも和やかに過ごさせていただきました。
お腹の子が生まれたとき、話して聞かせたいことが、またひとつできました。
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2010.12.29 Wednesday 13:32
昨日、息子を遊びに連れて行っているプレールームに、初めて家人も一緒に行ってみました。
このプレールームは、子供連れのお母さんや昼間預かっているおばあちゃんが中心で、男性が来るのはまれ。居合わせた子供たちは、興味津々に息子と遊ぶ家人を見ていました。
いつもは穏やかに、ままごとキッチンでフライパンや鍋を振ったり、お茶をすするまねをしている息子ですが、父親が一緒とあってか、滑り台を楽しんだり、ほとんど触ったことのない等身大のボールを転がしたり。きゃっきゃとはしゃいで、アクティブにしていました。
家人がオムツ台でオムツ交換を始めると、「すごーい。ビデオに撮って旦那に見せたい」とほかのお母さん。保育士の先生もほめてくださり、ちょっとばかり鼻高々の私でした。
家人の場合は元来の子供好きに加えて、子供のころ、年の離れた妹の子守をしたり、オムツを替えたりしてきた経験が大きいかもしれません。
最近は育児に積極的に参加する男性を「イクメン」と呼び、男性用の「パパバッグ」が有名メーカーから発売されるなど、話題を広げています。
「イクメン」という言葉は、ちょっと軽すぎるきらいがありますが、多くの人が子育てに関われる社会は、子供にとっても大人にとっても幸せだと思います。
育児日記author :
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2010.12.28 Tuesday 00:50
お腹の子に宛てて、手紙を書きました。
お腹に宿ってからこれまでの家族の気持ちや暮らし、決めている名前の由来をつづりました。手紙は封をして、将来、子供が15歳か18歳、あるいは20歳になったときに渡そうと思っています。
胎教の一種で勧められているのを何かの本で読み、長男のときもちょうど9カ月のころに書きました。
書いていると、あらためて対面が近付いていることを感じます。
将来、子供が読んだときに、自分がたくさんの愛と祝福を受けて生まれてきたことを確認してくれればーと思っています。それと同時に、記すことにより、子供が生まれる喜びを自分で忘れないようにするためでもあります。
ところで、長男への手紙はどこに置いたのかうっかり忘れ、青くなって探しました。幸いすぐ見つかったので、今回書いた手紙と一緒に、ものの管理をきちんとしている家人に委ねました。
子供が封をあけるころ、家族はどんな暮らしをし、世の中はどう変わっているでしょうか。いわば、埋めないタイムカプセルです。
どんな状況であっても、自分で幸せを探して生きられる人間に育っていてほしいと思います。
2010.12.27 Monday 22:36
毎年悩むことですが、おせち作りって一体、いつごろ始めるのがいいのでしょうか。
ネットで調べてみると、同じ疑問を持つ人はけっこう多いようです。慣れている人の回答で多かったのが、30、31日、あるいは29−31日で作るというものでした。
私はきょう、さしあたり紅白なますを作りました。すぐできるものなので、そんなに早く作る必要もないのですが、比較的味がしみたものが好きだということと、大根、にんじんがちょうど潤沢だったからです。
ついでに実家の父が巨大な桜島大根を送ってくれたので、半分ほど漬けものにしました。漬けものはそんなに作りませんが、お正月にはなぜか食べたくなります。
あとは黒豆、煮しめ、田作り、栗きんとん、伊達巻か卵焼き。それに今年は鮭の「在庫」が豊富なので、西京焼きにしようかと思います。
去年はそれぞれ量もたくさん作り、鶏胸肉のクリームチーズ&バジルペーストロールも加えました。夫婦二人で3日かかってようやく食べきるほどだったので、毎日違うものを食べたい家人からは「今年はもっと少なくていい」という要望が寄せられました。
ですので、量も去年の半分以下、作るのも日々の料理の合間といったところです。
少しの量でも、やはりおせち料理を作り始めると、歳末の気分が高まります。
今年が終わっていくと思うと、野菜を刻む包丁も、なぜかゆっくりと丁寧になります。
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2010.12.25 Saturday 22:35
先日、家人の靴を買いに行きました。
普段着に合わせるカジュアルシューズです。
クリスマス&来週の誕生日のプレゼントにすることにしました。
ショッピングセンターに入っている靴屋さんで、選んだら声をかけてねと別れて別の買い物に行ったところ…。
「種類が多すぎて選べなかったからいらない」と言います。
店員さんに、これこれこんなイメージの、とか形とか合わせる服とか説明してお勧めを聞けばいいと思うのですが、どうもそういうことが苦手らしいです。
そんなわけで、クリスマスの今日は再度、靴を買いに。
今度はお店の人に「比較的幅広で、ジーンズに合わせやすく・・」云々と相談してみたところ、親切にいろいろと説明してくれました。
手入れの仕方や靴への愛情も力を込めて語る店員さんで、とても熱い感じの方でした。
後で思い出しましたが、このお店のチェーンはそういう営業の仕方が特徴らしいので、そういった方を特に採用しているのかもしれません。
一言も口をきかなくても買い物を終えることはいくらでもできますが、こうしたコミュニケーションはやはり楽しいものだと思いました。
玄関にそろえられた真新しい靴を見ながら、店員さんの熱い語り口を思い出しています。話して売る、というのはシンプルな営業の形ですが、案外、買う側も求めているコミュニケーションのように思いました。
2010.12.24 Friday 22:18
今夜はクリスマスイブです。
新潟市近郊では時折雪が舞い、寒い寒いイブとなりました。
イブと恋人たちが結び付けられ、イベントとして盛り上がるのは日本だけと言われますが、確かにクリスマス当日にはもう歳末の匂いがし始めるような感覚があります。我が家でも特に話し合うでもなく、クリスマスらしいごちそうを作り、ケーキを食べるのはなぜか、イブの日です。
学生時代には、イブの夜は混雑するファミリーレストランでサンタの服を着てバイト、就職してからは残業のあと、同僚と居酒屋に行くか、コンビニでケーキを買ってきて食べるか。思えばイブといっても、毎年慌ただしく過ごしてきました。
それが今年は子どもを囲み、大きなお腹でのんびりと過ごす夜。人生にはいろいろなことが起きます。
穏やかな幸せをかみしめていると、世界が平和であるように、世界中の人たちが幸せなクリスマスを迎えられるように、そんな思いがわいてきます。
敬虔さとは程遠くても、なぜかそんな思いを抱かせるのがクリスマスの力かもしれません。
季節の便りauthor :
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2010.12.21 Tuesday 16:16
気がつけばお腹の子はもう32週、9カ月です。
28−30週ぐらいになると、急にいつ入院になってもよいように準備を、と言われていますが、今回は二人目の余裕でのんびりと。ようやく今日になって、一通り荷物をそろえました。
出産経験があっても、何年かたつとすぐ忘れてしまって、妊娠の経過や成長具合の相談などをしてもあまり当てにならないとよく言われます。妊娠や子育てという人生の一大事の詳細を忘れてしまうものかな、と思っていましたが、私もわずか1年半の間にすっかり記憶喪失になっていました。○カ月ごろどんな様子だったのか、妊娠中も出産後も、よく覚えていません。
それでも入院に必要なものを確認しながらそろえていると、息子と初めて対面したときの感動がよみがえります。あのとき、生まれた直後にしてはふさふさの髪の毛をしていた息子は、今では頼りないながらも自在に歩きまわるようになり、豊かな表情を見せています。
今度の子は一体どんな個性の持ち主なのか、どんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。対面まであと1カ月半ばかりとなりました。
妊婦日記author :
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2010.12.20 Monday 21:36
知人のブログに、「70歳超の義父が、第九のコンサートに初参加した」という記事が載っていました。当然ドイツ語ですが、70歳を超えての初挑戦。近頃の年配の方のチャレンジ精神には、頭が下がります。
独身のころはこの季節、教会が会場のコンサートやそれこそ第九など、ひとつふたつ演奏を聞きに行っていました。当時はそれなりに、「年賀状が・・・」とか「年末年始の分の仕事を・・」などと慌ただしく思っていましたが、今となってみると、師走にコンサートを聞きに行くというのは、やはり余裕があったように思います。
子連れで行けるコンサートが少ないという問題は別としても、今は年賀状を書き終えても、掃除や新年の準備などやっておきたいことは山積みで、とても音楽に浸る時間を作ろうという気分にはなりません。物理的には可能であっても、心境的な問題でしょうか。
前より余裕がないというだけではなく、ひとつひとつ片付けて気持ちをすっきりさせて新年を迎えたいという気持ちになりました。
慌ただしくともその慌ただしさがどこか楽しい季節。形は違っても、これも季節感を大切に生きることかもしれないと思います。
2010.12.19 Sunday 21:05
年賀状を書き終えました。
家人のものも含め、約150枚。
以前は大みそかに仕事を終え、ため息をつきながら正月2日、3日までかかって書いていましたが、さすがに結婚してからは年内に出すようにしています。
悩むのはデザインまでで、裏面さえできてしまえば、宛名とメッセージは一日で書けるのですが、今回もそこにいくまで時間がかかりました。
一人ひとりの方の来年のお幸せを思いながら年賀状を書く時間は、それだけで一種の祈りのようにも思います。
書き終えた年賀状を前に、充足感を味わっています。
年末はほかにもやりたいことが山積していますが、年賀状を書き終えてようやく掃除なり片付けなり落ち着いて始められるような気がします。
気がつけば、今週はクリスマス。
確実に今年も終わりに近づいています。