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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。

無作為からの発見

という小難しげなタイトルの割には素朴な話です。
新潟市内に住む友人の強い勧めで、幼児食の本を1冊買いました。料理の本を買うのは久しぶりでした。
というのは、複数のインターネットの料理サイトのヘビーユーザーとなり、料理の本を買うコスト、本棚に占めるスペース等が少々、惜しくなっていたからです。
作りたい目当てのメニューのレシピを検索すれば、まず情報がないということはありません。今は伝統食のレシピも増え、「うちの料理上手のおばあちゃんの○○」などというメニューも散見されます。
しかし目的をしぼった情報は簡単に得られるものの、そうでない「無作為」からの発見が少なくなっていることに、この本を読んで気付きました。料理サイトを見ているだけではあまり気付かない、あまり関心を持っていなかった幼児食の理念や効率よく家事を行うポイント等に言及され、面白かったのです。
その気分をたとえるなら、ネットで目的の本を買うだけでなく、たまには本屋をぶらついてみることの大切さに似ていると思いました。
つい興味関心をしぼった状態で、情報の「一点取り」をしているのではないかー
ネット中心の自分の環境にそんなことを思いました。
日々つれづれ日記
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離乳食今昔

息子が9カ月になり、食べられるものが増えました。
離乳食は一日3回になり、ぐっと使える食材が増えたので、とても楽です。
主食もおかゆ、ソーメン、パン、うどんなどとバリエーションがきき、今日はマカロニに挑戦しました。
小さく砕けば、たいていのものは、抵抗なく食べられます。
離乳食の目安は、数年前に厚労省の基準が大きく変わり、それに伴って自治体の子供関係の部署の指導もずいぶん変わりました。
一言で乱暴にいえば、アレルギーの懸念から、急いでいろいろな食材を食べさせない方向になりました。離乳食の開始もゆっくり、本人のペースで、ということが強調されます。
しかし、一世代、二世代上の方々にお会いすると、漬物からケーキ、ジュースまで、「もう食べられるわよ」と何でも食べさせてくださろうとし、これがなかなか大変です。あまり神経質にならないようにはしていますが、未熟な消化器官にはちょっと荷が重く見えることがよくあります。
いまどきの母親には共通の悩みらしく、「おばあちゃんがお菓子を食べさせちゃって」などという話をよく聞きます。お菓子など無理に食べなくていいもののスタートは、できるだけ遅くしたいのが当世親心。
子育てが時代とともに変わることを、実感しています。
育児日記
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拍手パンパン

成長著しい我が家の息子。早いもので9カ月になりました。
つかまり立ちも日に日に安定感を増しています。
少し前までは立って得意そうにしていても、座ることができずにふぇーんと泣いて崩れ落ちていましたが、座り方を覚えたようで、手をついて片足ずつ座ることもできます。
私の携帯電話をいじっているうちに発信履歴の番号へ勝手に電話をかけていたり、部屋のあちこちのものを引っ張り出してはそのへんに広げ、室内はカオスの様相ですが、それも成長と思うとうれしいものです。
パンパンと拍手をするのが得意で、周りの人に褒められると得意になって、キャーキャー言いながら手をたたき続けています。
言葉はわからなくても、ほめられているのが、魂でわかるのだと思いました。
人はこうして成長していくのだと、半ば感慨をもって眺めています。
育児日記
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グルテンミート

グルテンミートを初めて食べました。
家人が健康関係の通販でまとまった買い物をし、ポイントで送料込み1000円分ぐらい好きなものが買えるというので、探索したら商品にグルテンミートがありました。新潟市のデパートでも以前見かけたことがありますが、そうたくさん流通しているものではないようです。
小麦を肉のように加工したものです。ベジタリアンの人やコレステロールに気を使っている人に一定の需要があります。
小麦くささがある、と聞いたので、にんにく、しょうが、ごま油、醤油、酒をもみこんでしばらくおき、卵と片栗粉+小麦粉の衣で揚げて、唐揚げ風にしました。
お肉じゃないよ、魚でもないよ、と家人に出したら、しばらく首をかしげてましたが、「肉っぽいね」と言っていました。
ちなみにこちら、200グラムの1缶で350円ほど。通販だと送料もかかるので、もう少しお手頃にあちこちで流通すれば、今は健康に関心の高い人が多いので、結構売れるのではないかなーと思いました。グルテン

今日の料理
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アリさん来訪

昨日、床ふき掃除をしていたら、ぎょっとする数のアリの大群が、家の中を行進していました。
去年もこの時期に、玄関わきからゾロゾロと侵入し、テープでふさいでもダメ。かといって何をするわけでもないのに巣ごと殺傷するのも後味が悪く、放っておいたらいつの間にかいなくなりました。
しかし今回は、いつの間にかいなくなるのを待てない数。
とりあえずビニル袋に集めて外に放すーを繰り返していました。
家人は最初「入ってきたんだから、そのうち出ていくんじゃないの」と言っていましたが、絶望的な私の様子を見て、ネットでいろいろ調べたところ、梅雨の時期に家の中にアリが増えるのはよくあることだそうです。新潟も梅雨にさしかかり、アリも暖かくて動きやすいのでしょうか。
灯油をしみ込ませた布で床をふくとか、プチプチ殺していくと「危険エリア」とアリの仲間の中でマーキングされていなくなるーとかネットにはいろいろな情報があったそうですが、とりあえず家の中を大掃除しました。
侵入経路の一つだった冷蔵庫の後ろには、ぎょっとするくらいごみがたくさん。
思いがけず家の中がピカピカになりました。
これもアリのお陰ーと感謝しつつ、でも侵入防止スプレーをところどころに吹きかけて、様子を見ています。
日々つれづれ日記
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供花

何年か前から、仏壇やお墓に供えるお花にバリエーションが出てきたように思います。
多くは日本の場合、供花=仏花であり、主に和ギクを中心とした花々でしたが、近年はスプレーギクを始めとした洋風ギクのほか、バラやカーネーションなどもよく墓地などで見かけます。
故人が好きだったお花を供えるのもまたよし、という風潮に加え、和室の減少、仏壇のインテリア化、洋風化など生活様式の変化も一因だと、花売りの人に聞いたことがあります。従来の和ギクを中心としたいかにも「仏花」は、日常的に家にあるには辛気臭く感じる人もいる、とも聞きました。
私は墓参に行くときは、墓地にしっくりくる気がしてほぼ仏花のセットを選びますが、そうこだわりはなく、時々、目についた季節のきれいな花を買うこともあります。
そんなことを考えながら、先日の主人の祖母の命日には、芍薬をお供えしました。濃いピンクというか、紫というか、鮮やかでとてもきれいです。写真でしか知りませんが、華やかで芸事がとても好きだったという主人の祖母に、「立てば芍薬」のイメージで飾ってみました。供花も先祖との会話のように思うと、ちょっと楽しみが増します。
日々つれづれ日記
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ホタルの飛ぶ町

西日本にある私の故郷には、ホタルの名所があります。
小学校のころには、学校で飼育と放流を行っていました。ホタルの飼育を担当する委員は、とても人気が高く、毎回くじ引きで競っていたものです。
私の実家でも、夏になると、虹に出合う確率と同じぐらいの頻度でホタルを見かけました。茫洋とした光を見つけると、とてもラッキーな気分でした。
新潟にもホタルの名所はたくさんあるようです。
少し調べただけでも10余りのホタル関連のイベントがありました。
地域も新潟市から三条、津南、上越と各地に広がります。
やはり、水のきれいな場所だからでしょうか。
上越や新発田ではホタルコンサートなるものも開かれるようです。
ホタルの光を探しながら聞く音楽は、どんなにか風流でしょうか。
ホタルが飛び交う季節だということも、すっかり忘れてしまっていました。
季節の便り
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スケートボード

義父が最近、スケートボードを始めました。
70代です。
もともと、何でもスポーツのできる人で、いろいろ挑戦して楽しんでいるようですが、よもやボードとは。
私の中で、ストリートファッションの若者が、公園の空きスペースなんかでやっているイメージがありますが、そういう偏見を持たず、そのままの心でやってみたいことをやる姿勢に頭が下がります。
30代を過ぎたあたりから、人生は「初めての○○」という経験が段々少なくなります。新しいことに挑戦するにはエネルギーがいるので、それ相応のモチベーションがないとできないということもあります。
だからこそ、意識的に何か新しいことに挑戦したいとは思っていますが、そういう構えがなく、あくまで自然なのがいいな、と思いました。
義父の腕には転んでできた擦り傷がいくつか。照れくさそうに傷をなでる姿を見て、こんな70代になりたいな、と思いました。
日々つれづれ日記
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漢字学習

29年ぶりに常用漢字の見直しが行われたーというニュースを聞きました。
報道によると、「手書きの重要性を認めつつ」「すべて書ける必要はない」として、パソコンなどで登場する頻度の多い漢字が盛り込まれたーとのこと。
「認めつつ」「必要はない」−一体どっちなんでしょうか。
学校教育現場でどう教えていくのか、すでにいろいろな議論が始まっています。私が小学校5、6年生のとき、担任だった若い女性の先生の方針で、毎日漢字を1−5個分ぐらい、1字につきノート1ページ分を使って、成り立ち、書き順、意味、使い方を書く宿題が出ていました。いわば、自分のノートにミニ辞書を作るわけで、当時は面倒だと思っていましたが、今もってあのときの宿題には感謝しています。お陰で漢和辞典が好きになり、今でもわからないことがあると、国語辞典よりも先に引きます。
ドリルなども漢字を単純に覚えるには役立ちますが、意味や成り立ちを知ることが応用力をつけ、漢字に対する興味をふくらませてくれます。
例えばアブラミは水(さんずい)ではなく、肉(にくづき=月)だから油身ではなく、脂身。そんな調子で、漢字は暗記科目ではないと知ると、面白くなりました。
もっとも、今は「アブラミ」とパソコンで打てば「脂身」という字が出てきます。パソコン時代の学習はまた違ってくるのかもしれないと思うと、ちょっと寂しい気がします。
日々つれづれ日記
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子連れで小旅行

息子と二人、都内に一泊で出かけてきました。
息子を連れて新幹線に乗るのはこれで3度目。家人がおらず、二人旅は2度目です。
前がゴールデンウイーク中であり、あの混雑の中の旅行に比べれば楽勝、と思っていましたが、やっぱり経験を重ねた分、ラクでした。
抱っこひもで息子を抱いて、大きな荷物をひとつ肩にかけて新潟駅から新幹線に乗りました。息子はむやみに泣いたりわめいたりはしませんが、それでも時々は飽き飽きしてあーとかうーとか声を出していました。
隣の席はしばらく空いていましたが、途中、越後湯沢で若い女性が乗車。金沢からでしょうか、加賀土産の袋を持ち、別に持ったおしゃれな紙袋の上には中身が見えないように、さらっとちりめんのような布がかけられ、シンプルですがとてもセンスのいい服装の人でした。
最近、電車で隣り合っても会釈程度の人が多いですが、この人は息子にいろいろ話しかけ、名前を聞いてくれたり、あやしてくれたりととても感じのいい方でした。
その後、乗り換えた電車や私鉄で隣り合った人たちも、息子に笑顔を見せてくれたり、大きな荷物を抱えた私に席を譲って下さったりして、とてもありがたく思いました。無骨な感じの男性が子供に表情を和らげてくれると、意外な喜びを感じます。
子連れの旅はどうしても迷惑をかけてしまうこともありますが、あらためて人の温かさを感じ、人間関係が希薄と言われる現代でも、根本的なところで、人はあまり変わっていないのだと安堵をおぼえます。
育児日記
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