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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。

いっぽんばしこちょこちょ

先日、自治体が親子を対象に行う赤ちゃん交流会に参加したときのこと。
役所の担当の方が、「いっぽんばしこちょこちょをやって赤ちゃんと遊びましょう」とおっしゃいました。
座って両足を伸ばし、赤ん坊をその上に寝かせます。
指示通りにしながらいっぽんばし?なに?と思っていたのはどうやら私だけで、参加したお母さんたちが声をそろえて「いっぽんばし〜」と歌い始めたのには驚愕しました。
知らないのは私だけかと、帰ってから家人に聞いても知らないとのこと。新潟のローカル文化かと思ったのですが、調べると土地によって多少歌の文句は違うものの、全国共通の手遊びでした。「いっぽんばし」は「一本橋」だそう。
触れ合って刺激を与えるとともに、反復することで予測する能力の発達を促す狙いがあるそうです。
脳科学が注目されている今はそうした側面から見直されているようですが、昔の人ははっきり認識せずともこんな遊びを取り入れ、語り継いできたのであろうと思うと、先人の知恵に感心します。
ちなみに我が家のチビは、最初は「あん?」という顔で見ていましたが、段々きゃっきゃっと声を出して笑うようになりました。
育児日記
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本の楽しみ

幼児向けの絵本のパンフレットを見ていたら、懐かしい本が何冊か載っていて思わず歓声をあげました。
「ぼくは王さま」は、ちょっとわがままで卵とチョコレートの好きな王様が主人公。注射が嫌いで甘い飲み薬しか飲めなかったり、うそがしまっておける宝石箱を持っていたり、子供を惹きつける要素が盛りだくさんです。
「大どろぼうホッツェンプロッツ」は、間抜けでお人よしの泥棒が登場。泥棒に狙われるおばあさんが、ザワークラウトとソーセージを作っているシーンが印象的です。ザワークラウトってどんな食べ物なんだろう、と抱いたあこがれは忘れることなく、以前も新潟市のビヤホールでザワークラウトをメニューに見つけたときは、思わず注文してしまいました。私の場合、本の記憶は食と結びついていることが多いようです。
ほかに本の記憶といえば、母親に買ってもらった「がんくつ王」。本屋さんの棚にこの本を見つけた母親が「これが大好きだったの」と興奮気味に語り、買ってくれたことをよく覚えています。
ストーリーとともに、童話が伝える勧善懲悪やすべての生き物を擬人化してとらえる感覚は、大人になっても消えることはありません。息子と一緒に本を選び、読む日が楽しみです。
日々つれづれ日記
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coba

男子フィギュアスケートの高橋大輔選手が銅メダルを獲得しました。
最近あまりテレビをつけていないので、演技の様子を映像で見ていないのですが、楽曲に選んだのがcobaさんの「eye」だと知り、思わずうれしくなりました。
cobaさんは世界的なアコーディオンアーティスト。
高校時代にラジオでその存在を知り、3枚目のCDだった「雪のアトリーチェ」を買いました。当時はまだ本名で活動されていたころ。市内で一番大きい楽器店にCDを注文し、わくわくしながら届くのを待っていた思い出があります。
アコーディオンってこんな演奏ができるのかーと衝撃を受け、冬になると今でも聴きたくなる一枚です。
当時はインターネットもなく、雑誌でコンサートのチケット情報を調べては、行けないものかと画策したものでした。
アコーディオンという比較的マイナーな楽器を、アカデミックに学ぶ場の少ないころに習得し、ポップミュージックの中に厳然とひとつのジャンルを確立したcobaさん。
一人で道を切り開いてきたその姿には、いつも勇気をもらいます。
日々つれづれ日記
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春間近

今日の新潟市近辺は気温がぐっと上がり、春の気配を感じさせる一日でした。
車で銀行や買い物に出かけましたが、あちこちでベビーカーを押す赤ちゃん連れのお母さんに遭遇。雪が多く、なかなか子供連れには外出しづらい日々が続いていただけに、今日こそ、という感じでみんなが日光浴に繰り出した感じがしました。
年度末に近づき、あちこちで行われている道路工事の現場でも、車の誘導をして下さる方の表情が柔らかく、ドライバーへの会釈に笑顔がこぼれていました。
春はだれもが嬉しいものですが、雪国へのその訪れはことさらに、植物や人がみな一斉に歓喜の歌を歌っているような祝福の雰囲気に包まれます。
新潟も本当の春まで、あと何度雪が降るでしょうか。急に春めき、心弾む一日でした。
季節の便り
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風邪の日

久しぶりにひどい風邪をひきました。
いつもは少々体調が悪くても、動き回っているといつのまにか忘れて、気付くと健康体、というパターンですが、今回は朝雪かきをして、冷えたまま寝たのが
よくなかったよう。不穏な空気を感じて昨日の朝、病院に行くと、もう結構な高熱がありました。
インフルエンザに症状が似ているということで、別室へ。個人病院だったので住宅部分の玄関ロビーに設けられた待ち合いスペースで待たせていただきました。一応インフルエンザの検査を、と巨大な綿棒に似たキットが出てきて、これがニュースでよくやっているあれかあ・・と思わず好奇心をそそられましたが、鼻の奥まで突っ込まれるとちょっと痛かったです。
幸い結果は陰性。薬をもらって家に帰りました。
きょう20日は新潟市で用事があるため、とにかく部屋に暖房をガンガン入れ、暖かくして布団に潜り込んでいました。
夜になっても熱は下がらず、インフルエンザかとちょっとわくわくしていた自分を後悔。健康って幸せだなあ、と普段の当たり前に感謝しつつ、翌日の外出はどうなることかと懸念しましたが、次第に汗をかいて熱が下がり、20日朝には健康体に戻っていました。
幸い、乳児の息子も夫も今のところ移った形跡はなし。感謝づくめの二日間でした。
日々つれづれ日記
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手作りの豊かさ

先日、料理のレシピを調べたり、また紹介したりできるインターネットのサイトが隆盛だというニュースを聞きました。
「巣ごもり消費」の流れのひとつで、家庭料理が見直され、こうしたサイトが人気を集めているーというような主旨でした。
私も参加者の規模の大きいサイトのひとつを利用している一人です。
このサイトでは料理のレシピを自由に発表できる一方、材料や料理法などが検索できます。
料理の本というのは世にたくさんあるわけですが、このサイトのすごいのは、料理が好きで日常的に楽しんでいる人、日々必要に迫られている人が利用しているため、本格派だけでなく面倒な工程を省いたり、安い材料でできるようアレンジされるなど、知恵をしぼったレシピが並んでいることです。
レシピの数も相当数に上り、おせちや新潟のお雑煮の作り方もここで調べました。まさに素人の料理上手、あなどれず、です。
最近はここで調べたオニオンブレッドを焼きました。
パンやお菓子など、買わずに家でできるものが増えると、豊かな気持ちになります。
オニオンブレッド
日々つれづれ日記
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ケーキ作りに

CAKE今日はバレンタイン。というわけで、ガトーショコラを焼きました。
粉をふるって、メレンゲを丁寧に泡だてて〜
というこうしたケーキ作りの工程は、ものぐさな私はちょっと苦手なのですが、今日は季節のイベントということで、気合を入れて頑張りました。
思えば子供のころからケーキ作りほど、何度も失敗したものはありません。
やるべき工程を適当にやると、きめが粗くなったり、膨らまなかったり、
必ず失敗してしまうのがケーキ作り。失敗には自分の性格の欠点を教えられます。。
逆にきちんきちんと決まったことをやれば、必ずできるのはきちんと答えのでる数式のよう。
一般的なガトーショコラの成否のカギは、卵白を生クリームのようにしっかりと角が立つまで、泡だてることにあります。
というわけで、今日はこれくらいでいいだろ、と途中でやめたいのをぐっと我慢して、卵白をしっかりと泡だてたお陰でなんとか無事に焼きあがりました。
私も多少は辛抱強さを身につけたのかも、とケーキ作りひとつになんだかとても達成感を抱き、食べ終わった後でバレンタインなのを思い出しました。
今日の料理
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雪国

新潟市近郊は今日も雪です。
朝6時過ぎに外に出てみたら、土曜日ですが出勤前のご近所の方々が
それぞれ家の周りを雪かきされていました。
雪国暮らしももう10年近くなり、遠くの友人知人に
「雪が降って大変ですね」と言われても、「それほどでも」と
自然に答えるようになりました。
もちろん大変は大変ですが、雪が降れば、普段よりも早く起きて雪かきをして
出勤する、移動するときは時間を多めに見積もる、そういった雪国の暮らしに
なじんできたように思います。
以前住んでいたここよりももっと雪の多い北国の地域では、
午前5時、6時ごろから雪かきをしている人で通りが軽くにぎわっていました。
お年寄りもみんな新聞配達の人が来るのと同じくらいの時間に家の周りを
整えていて、最初はびっくりした思い出があります。
そんなとき、人は今も昔も、変わらずにたくましいと思います。
雪国育ちの人には当然のことかもしれません。
でも自然を当たり前のように受け入れ、折り合って生きている雪国の暮らしを
その人々を、とても誇りに思います。
日々つれづれ日記
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童謡の楽しみ

実家の母から私の息子にと、「童謡かるた」が送られてきました。
童謡の一節とその中に出てくる絵+漢字がセット。
そのうち、大人が歌を歌い、息子に取らせて遊べます。
童謡といえば、以前、クラシック系のコンサートによく足を運んでいたころも、堅めの曲目に混じって、童謡が演奏されることはよくあり、つい口ずさんで懐かしい思いに浸っていました。
大人になって、その響きの良さ、日本語の美しさをあらためて認識しています。
最近は、「春よ来い」を耳にし、とても懐かしくなりました。
小さいころよく祖母と一緒に歌い、歌詞はもちろん、この歌が出ていた本の挿絵まではっきりと覚えています。
歩き始めた女の子が「おんもへ出たいと待っている」。
もうすぐ歩きだす子供を持った今は、その歌詞にあふれた春へのときめきがまた違って感じられます。
そしてこの詩を書いたのは、新潟県糸魚川市出身の相馬御風。
雪国の春への待ち遠しさが込められているからこそ、新潟に住む今、
ことさらに共感できるのかもしれません。
日々つれづれ日記
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引きこもりの日

新潟は二十余年ぶりの大雪です。
新潟は雪国のイメージがありますが、新潟市近郊の下越地域は
何年も大雪に見舞われることはなかったらしく
交通機関がマヒしたり、あちこちの駐車場に雪の小山となってしまった
車が止まっていたり。
今日は降雪量はそうでもありませんが、吹雪の様相。
幸い急ぎの用事もなく、家に引きこもってメロンパンを焼きました。
クッキー生地を作り、パン生地の上に重ねて焼きます。
クッキー生地が少しひび割れて、見た目は「割れたメロン」と
なってしまいましたが、冷めてもおいしかったです。
ところでメロンパンは、メロンのフレーバーが入っているものもありますが、
格子状についた模様がメロンに似ているという由来が有力だそう。
そんな小話も物語じみていて、子どものころから大好きなパンです。
メロンが嫌いな家人は、果実が入っていると思って大人になるまで
食べたことがなかったと、残念がっていました。
そんな食べ物談義も楽しい、引きこもりの日です。
日々つれづれ日記
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