2012.03.28 Wednesday 23:19
久しぶりにピラフを作りました。
玉ねぎをみじん切りにして、ホタテとエビと一緒に炒め、洗った米も加えて、カレー粉と塩で味をつけ、トマト缶と固形スープのもとを入れて炊きます。
カレー粉とトマト缶の取り合わせはいろいろ使えるように思います。
このピラフは学生時代に料理のとても上手な後輩の女の子がいて、その人が教えてくれたチキンピラフを応用したものです。それは鶏肉に下味をつけて炊き込むものでした。
心なしかごはんがねっとりと仕上がって、それが好きです。
炊く前に子どもが喜ぶコーンも入れ、それがよい歯ごたえを出していました。
しかし娘も息子も反応はいまひとつ。
息子はやっぱり白米派のようです。
たまには食べたいのに、と理不尽にも息子にいら立ちながら、全部いただきました。
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2012.03.15 Thursday 21:22
学生時代以降に実家を出て、たまに帰省し、何が食べたいかを問われると、「カレー」と答えていました。
父の作るカレーは特別なものではなく、普通にルウを使うもの。
それでもなぜか帰ると食べたくなりました。カレーはなぜかノスタルジアを連れてきます。
ところで我が家のカレーの味はなかなか決まらずにいます。
最初はいろいろスパイスを炒めてみたりもしました。玉ねぎと小麦粉とバターを炒めるものも。ピーナッツを砕いて炒めるバターカレー(というのでしょうか。いわゆるバターチキンカレーの作り方です)も試しました。
しばらく定着していたのは、米粉のカレールウで、これは動物性成分を一切使っておらず、口あたりも軽いものでした。ココアやみそなど、いろいろな隠し味を入れないとそのままでは使えなかったのですが、なぜかスーパーの棚から姿を消し、がっくりしました。
ルウは手軽ではあるのですが、しばらくスパイスが主の軽いカレーを食べていると、成分に含んでいる牛脂が重く感じられます。
そんなわけで我が家のカレーは立ち往生しています。息子はすでに子ども向けに牛乳などを入れて作ったカレーは受け付けず、辛くはないものの、それなりにしっかりした味のものを好みます。
大人になったときにカレーの味を思い出してほしい、そんな気持ちはあるものの、カレーの味が定まらずにもどかしいこのごろです。
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2012.03.01 Thursday 01:23
息子と娘の嗜好が全然違うことを書きましたが、二人が共通して好きな数少ない料理のひとつが、ひじきのトマト煮です。
オリーブオイルをフライパンに熱し、ニンニクスライスで香りを出し、コーンとツナ、もどしたひじきをトマト缶で煮てコンソメ類で味を調えます。
ツナを食べない息子もなぜかこれなら食べます。
ひじきは二人とも嫌いでなく、煮物も食べますが、このトマト煮は食べる勢いが違います。
しかしフードマイレージが気になってきたこのごろ。トマト缶の多くはイタリア産で、少々気軽に使うのを悩みます。イタリアから運ばれてくるのに1缶あたり、普通のもので100円少々というのはどういうことなのだろう、とも思います。
国産のトマト缶は味が薄いとよく言われますが、そもそもそれ以前にあまり出回っていないような感じがします。
そんなわけでひじきはぜひ食べてほしいと思いながら、スーパーの棚の前で悩むこのごろです。
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2012.02.24 Friday 22:29
とても久しぶりに春巻きを作りました。
そもそも、本来、どうやって作るものだったかな、とネットで調べてみると、野菜その他を炒め煮してスープ系で味をつけて、包んで揚げる、というものが多いようです。
相変わらずお肉は使っていないので、代わりにいつもの取り合わせである、ニンニク・しょうが・くるみ・ねぎを炒めてキャベツとしいたけを加え、春雨と中華系のスープを入れて煮ます・・・と思ったら、粉末ホタテスープを切らしていたので、オイスターソースで味をつけてしばらく煮、最後に水分を飛ばしました。
これを冷まして春巻きの皮に包んで揚げます。
十分味がついているので、何もつけずにいただくことができました。
余った春巻きの皮に、大葉とチーズを巻いて揚げたら、娘はもちろん、見慣れないものを断固として食べない息子もぱくぱく食べていたので、とてもうれしく思いました。
ところで春雨。私の好きな食材のひとつなのですが、春の雨かあ・・・と由来を調べてみました。やはり春に降る雨のように細いという意味でのネーミングだそう。
ハルサメと聞きなれた音ですが、春の雨のようーと思うと、北国の冬の終わりにはなおさらうれしく響く、という気がいたしました。
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2012.02.19 Sunday 23:32
ほうれん草の蒸しパンを作りました。
娘の鉄分対策です。
ほうれん草をゆでて刻んで、牛乳と一緒にブレンダーでつぶしてペースト状にして、普通の蒸しパンと同じように、卵や砂糖、少しの塩、小麦粉、ベーキングパウダーなどと混ぜて蒸します。
こんなにいろいろやって、鉄分がどれくらい残った状態で食べているのか、いつも軽く疑問ではありますが・・・。
手順として書くのは簡単ですが、洗い物が増えるという点で、手をかけたつもりになる料理です。
当の娘は、明らかに意に沿わない風味の顔をしてもてあまし、少し食べては床に投げたり。
食わず嫌い傾向の強い息子は、「ケーキだよ。甘いよ」と言っても乗ってこず、顔をしかめて左右に首を振り、手をつけませんでした。
乳幼児は葉物の歯触りが苦手な子が多く、好んで食べる子どもというのはあまり聞きません。それで蒸しパンにしてみたのですが、緑色の食べ物というだけで、彼らの中には警告音が鳴るようです。
残りはそのまま冷凍しました。自分のおやつにします。ほうれん草の緑色はとても美しいのに、ちょっとがっくりです。
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2012.01.25 Wednesday 00:38
知人宅で大根葉の煮物をいただきました。
昨年11月に大根を収穫した際、塩漬けにしておいたといいます。
煮物とは珍しいと、別の知人が何人かそう言っていましたが、春の七草のスズシロであることを考えると、決して変わった調理法ではないはずで、これも大根葉を食べる機会が少ないということかと思いました。
事実、関西の都市部に住んでいる知人は、葉は手に入らず、たまに入手すると「おしいただくように」大切に炒めて食べるといっていました。
新潟では今も大根葉を塩漬けにしたり、干したりして保存しておく人をよく見聞きします。
以前青森の人と話しているときにも同じことを言っていたので、雪国に共通するのかもしれません。
ビニールハウス栽培や南国の野菜が流通する前、冬場に青菜を食べるための知恵だったのでしょうか。それが今も残っているのを嬉しく思います。
消費者や流通の都合で葉が捨てられているとしたら、それは残念なことです。
煮物はとても慈愛に満ちた味がしました。秋の畑の名残を連れてくるような味。大切に保存され、調理された味でした。
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2012.01.21 Saturday 06:58
はやりの塩麹を使ってみました。麹と塩を混ぜてつくる漬物床で、野菜以外もいろいろバリエーションが楽しめます。
義母がいただきものを分けてくれました。
一年ほど前からレシピサイトで人気が出て、テレビで何度か取り上げられ、興味は持っていたのですが、塩分を気にして漬物関係全般を食べない家人の好みには合わないだろうと、あえて使いませんでした。
いただいた塩麹はそんなに量が多くなかったので、ゆでたまごをごく半熟にして、漬けて、ラーメンの上に乗せていただきました。
私はそもそも麹がとても好きですが、うまみが凝縮されていて、とてもおいしくなりました。
ほかにご飯に入れて炊いたり、いろいろな楽しみ方ができるようです。
もっともやはり塩分は強く感じられました。
我が家のレギュラーメンバーには難しいですが、また時々試してみたいと思います。
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2012.01.18 Wednesday 23:26
知人からオータムポエムをいただきました。
中国野菜のコウサイタイとサイシンを掛け合わせた青物野菜です。
オータムポエム=秋の詩。
きれいな響きの名前ですが、新潟近辺では冬に多く見かけるのになぜ秋なのでしょう。
調べても結論は出ませんでしたが、特定の種苗会社の品種名なので、別名の「アスパラ菜」の方が一般名詞に近いようです。
以前一度、同じ知人にいただいたことがありましたが、その時はものすごく苦いイメージがあり、いろいろ試した結果、マスタードと醤油を合わせ、個性をぶつけ合うと苦味が和らいで感じられていいと思いました。しかし今回は以前感じたほどではなく、普通に醤油で炒め、卵と合わせました。
オータムポエムは、同じアブラナ科の菜の花に似た花をつけます。なんとなく小さな春が咲いたようで、少しうれしくなる野菜です。
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2012.01.14 Saturday 16:31
しばらく体調不良で臥せっていました。
子供はまだ手がかかるとはいっても遊んだりなんだりしているのでよいとして、実はこういうとき気がかりなのはぬか床です。
必要に迫られたことは家人にも頼めますが、さすがに「ぬか床の様子を見てかき混ぜておいて」とか「水っぽかったらぬかを炒めて足しておいて」というわけにはいきません。
何といっても中に入っている野菜類の発酵が進んでしまいます。
我が家では漬物は私しか食べないので、私の食欲が落ちたり、留守にしたりすると消費できないというわけです。
ようやく復調してきてぬか床の様子をみたら、かなり水っぽくなっていて中に入っている白菜もかなり味が濃くなっている様子でした。
それでも塩抜きをすれば何とか救済できそうです。ぬか床の方は水を抜いてぬかを足しました。冬なのでこれぐらいの処置ですみました。
ぬか床のためにも元気でいなくてはいけないー
冗談のようですが、けっこう本気でそう思いました。
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2011.12.29 Thursday 21:47
おせちを作り始めました。
去年は大人二人で3日間かけてちょうどなくなる量を作りました。
しかし、同じものを毎食食べたくないというリクエストを受け、今年はもっと量を減らすことにしました。
縁起ものは外したくない。かといって黒豆や田作りの小魚などは一回に作る量をそんなに減らすわけにもいかない。
熟慮した結果、黒豆と田作りはいつも通りの量を。田作りはくるみ入りにしてみました。きんとんはサツマイモ大1本分をくちなしとゆで、栗の甘露煮の少量パックを使いました。甘露煮のシロップとみりん、少々の砂糖で味をつけ、ブレンダーでつぶした後で火にかけて仕上げました。
きょうは家人の誕生日でもあったので、きんとんの一部に生クリームを混ぜ、モンブランにして焼いたケーキにホイップしました。
簡単に、と思いながらも結局いろいろなものを作ってしまった感がありますが、これも年末年始のイベントで、やはり楽しいです。
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