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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。

リンゴの物語

実家の父が注文しておいてくれたリンゴが届きました。
今年は小ぶりと聞いていましたが、品よく色づき、とてもおいしそうです。おまけのように入っていた小さなりんごも子どもみたいでかわいいです。
リンゴの南限は諸説あるようですが、私は中国山地の端で作っているこのリンゴが「南限のリンゴ」と聞いて育ちました。
少々、酸味が効いていて、とてもおいしいです。
私の父は、私たち姉妹が小さいころ、よくお風呂あがりに台所に立ち、リンゴをすりおろして食べさせてくれたーと何度も母に聞きました。
りんごを見る度にその話を思い出します。
りんごには必ず物語があるような気がします。それほど、私たちの生活に身近なものだということでしょうか。
この季節、リンゴが家の中にある光景は、何となく落ち着きます。
冬の訪れをまた感じた一日でした。りんご
季節の便り
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祭り

新発田まつりに合わせて、新潟市のお隣、新発田市の諏訪神社に参拝してきました。
江戸時代由来の新発田まつりでは、初日に各地区で保存されている6つの台輪が諏訪神社に奉納され、最終日の夜は、この台輪が先を争い、あおり合い、各地区へ戻っていきます。
この最終日の「帰り台輪」は、その激しさから別名「けんか台輪」。
一度見たいと思いながら、昨年は出産、今年は身重かつ子連れのため、見送っています。
諏訪神社には29日、奉納された台輪が整然と並んでいました。
そのうち最も歴史ある「四之町し組」の台輪は、ご神体に武勇と安産のご神霊を宿すと言われています。特にしっかり拝んでまいりました。
こうしてちょっと厳粛な気持ちで参拝すると、祭りは神さま事であるとあらためて感じます。
ところで、居並ぶ夜店をのぞいてみると、ラインナップが「いまどき」になっているのに驚きました。
ケバブ、タイラーメン、タピオカジュース、宮崎肉巻きおにぎり、浜松アイスコロネなど国際色豊かかつ話題のB級グルメも豊富。
夜店もひと味変わったものが求められているのでしょうか。

台輪
季節の便り
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お盆のお墓参り

お盆です。
今日は午後からお墓参りに行きました。
お盆のお墓は、たくさんのお花が供えられ、お参りの人でにぎわい、とても華やいでいるようでした。
今年はぼんぼりをお供えしました。
新潟市近辺でもごく局地的な文化のようです。お盆が近付くと、「該当エリア」ではスーパーやホームセンターでこのぼんぼりが売られはじめます。
本当は夕方お参りして、ぼんぼりの中にろうそくの灯をともして迎え火とするようです。
ベビーカーに乗せていた息子も、お墓の前で手を合わせている私と家人を交互に見比べ、自分も合掌していました。
帰りにスーパーによると、お盆の買い物客でごった返していました。
日本から季節の行事が減り、家族のきずなが薄くなっているかのようにも言われますが、決してそんなことはなく、人は心をなごませて先祖を迎えている気がして、とてもうれしくなりました。ぼんぼり

季節の便り
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今年も北の味

今年も北海道のトウモロコシが届きました。
新潟市近辺で採れるトウモロコシも大変おいしく、ビーバーのように次から次へとたいらげる家人のために夏は頻繁に購入していますが、昨年頼んで好評だったので、今年も送ってもらいました。
北海道も猛暑が伝えられていますが、トウモロコシも昨年より2週間早い収穫となりました。
しかし出来はとてもよく、みずみずしく、生のままかじると甘さが口の中で弾けます。
送ると2日かかりますが、一昨日の朝採れたものでも十分に新鮮でした。
異常気象と言われますが、それでもこうして当たり前に収穫が得られると、ありがたみが増します。
暑さの中、農作物に愛を注ぎ、収穫してくださった農家の方々の日焼けした顔を思いながら、ありがたくいただいています。
トウモロコシ

季節の便り
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立秋

北国も記録的な猛暑で熱帯夜、熱中症の予防策・・。
暑い暑いニュースばかりが紙面をにぎわせています。
今年の新潟市近辺は大雪が降り、寒さが続いていると思ったら、急激に暑くなりました。
長期予報では、秋も残暑が厳しい見込みで、日本から春と秋が徐々になくなり、暑さ寒さが激しく二極化しているような印象すらあります。
そうはいっても、秋風を感じるなーと思ったら、7日、立秋でした。
不思議なものです。
家族で新発田市の新発田城址公園に行ったところ、お堀の水のお陰かもしれませんが涼やかな風が吹いていて、秋の訪れを感じました。
昨日の立秋は快晴。
「立秋に雷が鳴ると不作、晴れれば豊作」と言いますが、実りの秋はもうすぐそこです。
暑さで農作物の出来を少し心配しつつも、豊作を祈っています。
季節の便り
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ひつまぶし

26日は土用の丑の日でした。
うなぎを食べるのは、ほとんど1年に1回、この日だけです。
今回は鹿児島産の冷凍を購入してありました。
普通に食べるのもいいですが、今年はひつまぶしに。
以前、名古屋に出張に行って初めて食べ、一目ぼれしました。
簡単バージョンで、ごはんに切ったうなぎの半量とたれを混ぜ、上に残りをトッピング。二口はそのまま、半分くらいはのりやねぎなど薬味を乗せて、最後は熱い出汁をかけてウナギ茶漬けにしました。
ウナギ茶漬けはこってりした身がさらっといただけ、とてもおいしかったです。
新潟市近郊も暑い日が続いています。
こういう季節のイベントを食卓に取り入れると、暑い毎日も少し、楽しめるような気がしています。ひつまぶし
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夏休みの楽しみ

最近、子持ちの友人と顔を合わせると、夏休みに子をどこへ連れていくかーという話題が増えました。
我が家の長男は1歳にも満たないので、水族館や動物園などいわゆるレジャー施設に行くにはまだ早く、何かきれいな植物や風景のある場所があれば連れていきたいなという程度。しかし小学生ぐらいにもなると、子供を喜ばせつつも、絵日記や自由研究の題材になるような体験も必要で、親も知恵を絞っているようです。
川崎在住の友人のお薦めは、さいたま市の「鉄道博物館」。男の子はジオラマを見るだけで喜ぶ上、夏休みは工作教室やスタンプラリーなどのイベントも豊富で十分楽しめると言っていました。
こういった「博物館」は、ほかにも人気が高いそうで、東京・文京区の印刷博物館」」はアクセスも良好。
ホームページをのぞいてみたら、夏休みには活版印刷や製本の体験が行われるようです。小学生の甥っ子が夢中になっているコミックに活字を印刷する体験もあり、これは心をつかむだろうなと思いました。
子供のころの素朴な体験は、職業観や人生観にも影響してきます。
そのうち我が家の息子にもユニークな体験をいろいろさせてやりたいと、成長を楽しみにしています。
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七夕

子供のころは天気を気にしながら、七夕を指折り数えて待っていましたが、今年は気付くと当日でした。
10か月の息子にも雰囲気だけ伝えようと、笹もどきを作りました。
といっても笹はないので、自宅で伸び放題に伸びていたアスパラの先。短くカットして花瓶に挿し、折り紙でちょっとだけ飾りをつけ、短冊を吊るしました。
夕飯は酢飯に錦糸卵とバラ風に巻いたスモークサーモン、星型で抜いたニンジンを乗せたもの。ロールケーキも焼きました。季節の行事は、何となくお祝いムードを味わいたくなります。
折しも実家の父から、息子に木で作ったフォークが届きました。植林や森林活用などのボランティアをしている父が、活動の中で手作りしたものです。使うのはもう少し先になりそうですが、嬉しいプレゼントでした。
新潟市近郊の空は曇りがち。ちょっと残念な気持ちになりながら、空を見上げました。
短冊fo-ku

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ホタルの飛ぶ町

西日本にある私の故郷には、ホタルの名所があります。
小学校のころには、学校で飼育と放流を行っていました。ホタルの飼育を担当する委員は、とても人気が高く、毎回くじ引きで競っていたものです。
私の実家でも、夏になると、虹に出合う確率と同じぐらいの頻度でホタルを見かけました。茫洋とした光を見つけると、とてもラッキーな気分でした。
新潟にもホタルの名所はたくさんあるようです。
少し調べただけでも10余りのホタル関連のイベントがありました。
地域も新潟市から三条、津南、上越と各地に広がります。
やはり、水のきれいな場所だからでしょうか。
上越や新発田ではホタルコンサートなるものも開かれるようです。
ホタルの光を探しながら聞く音楽は、どんなにか風流でしょうか。
ホタルが飛び交う季節だということも、すっかり忘れてしまっていました。
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田植え

昨日、実家の田植えでした。
といっても、今は近所の方にお願いして機械でやっていただいているのですが、大雨で待ちかねただけあって、雨上がりの明るい空の下、緑の苗が整列していく様子はとても清々しく感じられました。
噴水、海、川、泉、お風呂に至るまで、水というものは、どんな形態でも、人の心を癒してくれるものです。でもその中でも、田植え前から直後の水田がとても好きです。
田の面(も)に映る雲や山影は、見慣れた風景が投影されているに過ぎないはずのなのに、別の国が映っているかのように見えます。この世界には、もしかしたら人間の肉眼では見えない別の世界があるのではないかーそんな想像すらしてしまいます。
カエルの大合唱を聞きながら眠るのも、今夜が最後。明日はやはり田植えがほぼ終盤にさしかかっているであろう新潟へ、帰ります。
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