2011.11.09 Wednesday 22:11
きょうの日経新聞の地方版に、新潟は女性の就業率が全国6位であるーという記事が載っていました。それによると県内の女性就業率は78.1%。
女性の就業率が高いのは上から、富山、石川、福井、山形、島根。いずれも日本海側の県であることが目を引きました。就業率というと、景気と結びつけてイメージしがちですが、必ずしもそうではないのだと気付かされました。
記事では、女性就業率の高い理由のひとつを、雪国であることだと説明しています。
いわく、冬場は多くの男性が出稼ぎに出て、女性も働いてきたため、だれもが働く風土があるーと。
また県内の待機児童がゼロであることにも触れていました。
考えてみると、新潟は他世代で同居するケースが多く、その面からも子供を預けて働くことができる風土があるように思えます。私の友人たちにも、出産後、自分の両親に子供を預けて、すぐ職場復帰する人が多くいます。子育ては一家でするものという意識が、知らずにあるのかもしれません。
他の上位の県にも、こうした点が共通しているのかもしれないと思いました。
2011.11.05 Saturday 23:14
長岡市にある新潟県立近代美術館に、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を見に行きました。
スタジオジブリの「借りぐらしのアリエッティ」の世界を、映画美術監督の種田氏がセットで実現するという企画です。
「借りぐらし」は、小人たちが人間たちから生活に必要なものを、人間に気付かれないだけ借りてきて、ひっそりと質素に生きる物語。
映画は最近DVDで見たばかりですが、必要なものを借りたり、手作りしたりして静かに生きる小人たちの世界に、反省と共感を抱きました。
美術館に登場した小人の世界では、人間の屋敷の地下に暮らす小人たちの家が細部まで非常にリアルに表現されていました。
展示によると、宮崎駿監督は、大量消費時代が終焉を迎えようとする今だからこそ、借りぐらしという感覚がマッチする、とこの作品を着想したようです。このような表現ではありませんが、そんな意味のことが書かれていました。
時代の空気をつかみ、作品を創造していくこの嗅覚は、すごいの一言です。
そしてこの作品が多くの人に受け入れられたのは、人間に与えられているものはすべて大自然、あるいは神からの借り物であるというメッセージー私はそう解釈しましたがーが共感を得たからなのだと思います。
2011.11.02 Wednesday 22:12
きょうは何の日でしょうか?
シンメトリーの日です。
20111102。
左右対称で、どちらから読んでも2011年11月02日です。
20世紀にはなく、21世紀では3回目の貴重な日です。
で、この貴重な日に私は誕生日を迎えました。
よく晴れた日だったので、どこへ遠出しようか、買い物に行こうか、いろいろ考えましたが、結局いつも通りでした。
でも、いつも通りの家事、散歩、子供の世話、等等に幸せを感じる日でした。
実家の両親からはもち米やみそ、それにルームシューズのプレゼントが入った宅配便が届きました。
いくつのころからか、誕生日は感謝する日になってきた気がします。
2011.11.01 Tuesday 22:12
ここのところ、雨の晴れ間をぬって毎日、子連れで散歩に行くことができています。
2歳を超えてパワーアップ中の息子は、一日中家にいると、つまらないのを通り越して、力を持て余してる感。午前中に太陽を浴び、夕方再度、短く外気にあたることで、スムーズに休むことができるように感じます。
何度か書いていますが、ベビーカー+おんぶひもで出かけると、出会いもたくさんあります。
各種施設などの環境整備が進んでどこでもベビーカーで移動できるようになったこともあり、おんぶひもを使う人が少なくなっていて、少々目立つのかもしれません。子供たちの授けてくれた出会いです。
絶対にないだろうと思っていた仕事で資料に使う雑誌が、商店街の小さな書店にあったときは、小さく感動を覚えるほどで、なぜか店員さんとともに喜びました。交番の警察官や飲料の移動販売のスタッフさん、スーパーで会うお年寄り、などいろいろな人に話しかけられ、心温まる毎日です。
雪が降るころ、息子はもう少し自力で歩けるでしょうか。楽しい出会いのあふれている散歩道、もっと歩いていたいと思います。
2011.10.25 Tuesday 23:14
やらなければならないことが山積しているとき、必ずその中に含まれているのが、買い物のレシート整理です。
中学時代の家庭科の時間に家計簿のつけ方を習って以来、どうも相性の悪いものを感じていました。独身時代はどんぶり勘定でしたが、結婚してからは一念発起し、義母がエクセルでつけていたファイルのひな形をもらい、それをずっと使っています。
最初はレシートを使用済みの雑誌に貼って保管していましたが、4、5冊ほどたまったときに、今後どうするのか、という素朴な疑問を抱きました。
名前や住所の入った光熱費類の領収書もあるので、簡単には捨てられません。雑誌に貼ったものを破ってシュレッダーにかけるとなると、時間のロスをひしひし感じます。
というわけで、クリアーファイルに1カ月分保存し、翌月が終わるときに処分することにしました。光熱費は別にし、1年分保管します。このやり方に変えて、ずいぶん楽になりました。
とはいえ、ファイルにつけているだけでは把握と反省どまり。分析までは十分でないのが実情です。ちょうど友人の誘いがあったので、来月は家計簿講習会なるものを受講することにしました。そんなのを今時やる人がいるのかと思いきや、好況といえない時勢ゆえか、関心が高まっているということです。
2011.10.17 Monday 22:20
何年かぶりに、プラネタリウムに行きました。
新潟市にある県立自然科学館です。
最初に秋の星座の紹介があり、その後、人工知能2体が生命の秘密を探る旅に出るーという設定のショートストーリーが上映されました。
人工知能が深海に潜っていき、1万メートルを超えたところで時空がねじれ、宇宙に飛び出す、という物語。クジラや魚類が悠々と動く様子が浮かび上がり、潜水気分を味わえました。
子供のころは自然科学にあまり興味を持てず、プラネタリウムも眠気をこらえていた記憶があります。久しぶりに行ってみると、普段の生活とは脳の使い方が違う感じがし、とても心地よい感覚を味わいました。また科学館の中には、フーコーのふりこだのトムソンリングだの「理科」の楽しみを味わうアトラクションがたくさんあり、とても楽しめました。
2歳の息子にはまだ少し早いかとも思いましたが、プラネタリウムも静かに熱中し、満足したようです。科学への素朴な感動が、興味につながっていってくれればと願っています。
2011.10.04 Tuesday 01:48
フェイスブックに登録しました。
wikipediaによると、「世界最大8億人が参加するSNSサイト」です。
実名登録制ということで、リアルな人間関係ならネットを介さなくてもよいのでは、と長いこと登録をためらっていましたが、大学の同期の友人らから誘われ、ついに登録しました。
履歴や経歴からつながりのある人を探すようで、「友達では?」と表示される中には、懐かしい面々の名前がたくさんありました。主に学生時代の友人たちです。先日読んだ経済記事によると日本版のユーザーの主力は30代前半だそうで、ちょうど使っている人が多いのかもしれません。
妻・夫や子供と一緒に写ったプロフィール写真もたくさんありました。
聞いてはいましたが、機能があまりにも多く、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
使いこなすにはまだまだ時間がかかりそうです。
2011.09.26 Monday 14:52
帰省先から昨日戻ってきました。
帰りは途中京都で一泊。一日の走行時間は6−8時間と、行きに一日で走り抜けたことを考えると、楽にさえ思えました。
今回も実家の両親がお弁当を作ってくれました。帰省先から戻る際の恒例です。
大きなお弁当箱に3つ、おにぎりとおかずが入り、食べきれないーと思いましたが、あっというまに食べてしまいました。
おかずは中学や高校時代のお弁当によく入っていたものばかりで、懐かしく味わいました。
おかずとおかずを区切るには、緑のバランという市販品がよく使われますが、父は庭の葉蘭をぎざぎざに切って使います。聞いたことはありませんが、土に帰るものをという配慮なのだと思います。
戻ってきたら自宅の庭の草がひとつ残らずきれいに取り去られていました。
業者さんの手によるものとしか思えませんが、心当たりはありません。
聞いてみると義父でした。子供たちが虫に刺されないようにと思ったそうです。
手のこんだお弁当、草がひとつ残らず取り去られた庭。
自分が成長し、親にしてあげられることが増えた気でいても、やはり親の愛情にはかなわないという気がしました。
2011.09.20 Tuesday 23:14
SLやまぐち号を見に、実家近くの駅に行きました。
ネットで調べた情報などによると、やまぐち号は1970年代に国内でいったん蒸気機関車の運転が終了した後に運行を開始し、春から秋にかけての週末、祝日を中心に今も新山口ー津和野間を走っています。
私の実家近くには山口線が走っていて、非常に身近な存在です。
今回は駐車場のある無人駅まで行き、そこで子供たちを抱いて通過を見守りました。
同じように子供を連れた人やカメラを持った愛好家らしき人がいました。
もくもくと黒い煙をはきながら汽笛を鳴らし、通過すると、息子も大きな歓声を上げていました。
聞き慣れたSLの汽笛は、喜びの声のようにも感じます。
SLは新潟でも会津若松までの磐越西線でシーズン中に乗ることができるようです。
子供のころは、特別なものだとは知らず、どこにでもあると思っていたSL。
稀少だというだけでなく、やはり見る人を引き付ける力があると感じました。
2011.09.17 Saturday 16:05
新潟から実家のある山口まで、車で帰ってきました。
昨夜午後7時に新潟を出て、今朝には到着する見込みでした。
しかし前線から発達する雲が各地で雨を降らせ、山陽自動車道が何か所か通行止めに。
やむなく有料道路や一般道で迂回して中国自動車道に出ました。
中国自動車道は山道が中心で連続カーブが多く、景色もほとんど変わりません。
しかし久しぶりの中国地方だと思うと、新潟とは違う植生も新鮮に思えました。
所によっては、山道のカーブでバケツをひっくり返したような雨に見舞われ、家人と交代でハンドルを握る手も緊張しましたが、無事に着けたことが何よりありがたいです。
合計17時間近くかかりましたが、子供たちは変わらず元気。
寝るときは寝て、食べるときは食べ、実家を元気に走り回っています。
子供とは実にたくましい存在です。
私も疲れていないわけはありませんが、故郷の空気がすべて癒してくれました。