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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。
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ホールの話

昨日、この欄で冬のコンサートの話を書いたあと、今まで行ったコンサートホールを思い浮かべていました。
初めて自分でチケットを買って、フォークソング歌手のコンサートに行った西日本の田舎のホール。パイプオルガンが素敵だった北の街の大きなホール。偉大なチェリストの名を冠す、あこがれだった東京のホールは、来春の閉館が決まってしまいました。
音響やシートのゆったり加減、建物のデザイン、はたまたトイレの数まで、ホールの良し悪し、あるいは好みはいろいろなのでしょうが、以前音楽好きの知人が「良いホールは駐車場がないホール」と言っていて、妙に納得したのを思い出します。
この意味はふたつ。ひとつには、来館者の交通手段が車中心のホールは、えてして駐車場が込み合い、最後の曲目の演奏のころから帰路の混雑を気にして、館内にそわそわとした空気が漂います。アンコールで席を立ち始める人までいて、演奏が台無しになる感が。
もうひとつの意味は、演奏が終わったあと、駅などに向けて、聴衆が歩いて会場を後にするからです。自分自身が余韻に浸るのももちろんですが、音楽で心が満たされた人たちが、ぽつりぽつりと感想など話しながら、家路につく光景は、何とも好ましい感じがします。
日々つれづれ日記
author : fukushima-p | - | -