精霊流し
2010.08.19 Thursday 19:06
長崎在住の知人のブログに、今夏、さだまさしのコンサートに行ったことが書いてありました。
記事によれば、コンサートのMCの中で、長崎の精霊流しが話題になっていたそうです。
さださんの「グレープ」による同名のヒット曲にも出てきますが、精霊流しは長崎のお盆の行事です。初盆を迎えた故人の遺族が、亡くなった人の霊を精霊船に乗せて、にぎやかに流し場まで運んでいくといいます。
私はさださんの自伝的小説でその行事を知り、一度、この目で見たいと思っていたので、その記事が特に目を引いたのでした。
お盆にはその地域、それぞれの迎え方があります。地域文化や伝統行事が消えつつあると言われますが、人の心から死者を悼む気持ちがなくならない限り、こうしたならわしも残っていくのではないかと思います。
さださんは昨年父親を亡くし、今年精霊船を出したそうです。小説の美しい筆致に、長崎の街を運ばれていく魂を重ねて思いました。
記事によれば、コンサートのMCの中で、長崎の精霊流しが話題になっていたそうです。
さださんの「グレープ」による同名のヒット曲にも出てきますが、精霊流しは長崎のお盆の行事です。初盆を迎えた故人の遺族が、亡くなった人の霊を精霊船に乗せて、にぎやかに流し場まで運んでいくといいます。
私はさださんの自伝的小説でその行事を知り、一度、この目で見たいと思っていたので、その記事が特に目を引いたのでした。
お盆にはその地域、それぞれの迎え方があります。地域文化や伝統行事が消えつつあると言われますが、人の心から死者を悼む気持ちがなくならない限り、こうしたならわしも残っていくのではないかと思います。
さださんは昨年父親を亡くし、今年精霊船を出したそうです。小説の美しい筆致に、長崎の街を運ばれていく魂を重ねて思いました。