漢字学習
2010.06.09 Wednesday 05:47
29年ぶりに常用漢字の見直しが行われたーというニュースを聞きました。
報道によると、「手書きの重要性を認めつつ」「すべて書ける必要はない」として、パソコンなどで登場する頻度の多い漢字が盛り込まれたーとのこと。
「認めつつ」「必要はない」−一体どっちなんでしょうか。
学校教育現場でどう教えていくのか、すでにいろいろな議論が始まっています。私が小学校5、6年生のとき、担任だった若い女性の先生の方針で、毎日漢字を1−5個分ぐらい、1字につきノート1ページ分を使って、成り立ち、書き順、意味、使い方を書く宿題が出ていました。いわば、自分のノートにミニ辞書を作るわけで、当時は面倒だと思っていましたが、今もってあのときの宿題には感謝しています。お陰で漢和辞典が好きになり、今でもわからないことがあると、国語辞典よりも先に引きます。
ドリルなども漢字を単純に覚えるには役立ちますが、意味や成り立ちを知ることが応用力をつけ、漢字に対する興味をふくらませてくれます。
例えばアブラミは水(さんずい)ではなく、肉(にくづき=月)だから油身ではなく、脂身。そんな調子で、漢字は暗記科目ではないと知ると、面白くなりました。
もっとも、今は「アブラミ」とパソコンで打てば「脂身」という字が出てきます。パソコン時代の学習はまた違ってくるのかもしれないと思うと、ちょっと寂しい気がします。
報道によると、「手書きの重要性を認めつつ」「すべて書ける必要はない」として、パソコンなどで登場する頻度の多い漢字が盛り込まれたーとのこと。
「認めつつ」「必要はない」−一体どっちなんでしょうか。
学校教育現場でどう教えていくのか、すでにいろいろな議論が始まっています。私が小学校5、6年生のとき、担任だった若い女性の先生の方針で、毎日漢字を1−5個分ぐらい、1字につきノート1ページ分を使って、成り立ち、書き順、意味、使い方を書く宿題が出ていました。いわば、自分のノートにミニ辞書を作るわけで、当時は面倒だと思っていましたが、今もってあのときの宿題には感謝しています。お陰で漢和辞典が好きになり、今でもわからないことがあると、国語辞典よりも先に引きます。
ドリルなども漢字を単純に覚えるには役立ちますが、意味や成り立ちを知ることが応用力をつけ、漢字に対する興味をふくらませてくれます。
例えばアブラミは水(さんずい)ではなく、肉(にくづき=月)だから油身ではなく、脂身。そんな調子で、漢字は暗記科目ではないと知ると、面白くなりました。
もっとも、今は「アブラミ」とパソコンで打てば「脂身」という字が出てきます。パソコン時代の学習はまた違ってくるのかもしれないと思うと、ちょっと寂しい気がします。