故郷の風景
2010.05.21 Friday 14:14
新潟市から約1000キロ、飛行機と新幹線を乗り継いで、瀬戸内にある実家に帰りました。
新緑の季節、見るものすべてが躍動しているような感さえあります。
新潟をはじめ、日本海側の厳しさに耐えているような自然も風情があって美しいですが、瀬戸内には陽気な男性のような開けっぴろげに明るい雰囲気があります。広葉樹が多いせいでしょうか、自然を表現するにはナンセンスかもしれませんが、同じ緑でも妙に福々しいのです。
住んでいた18歳までは、ただの田舎町にしか思えませんでしたが、ほかの町、ことに都市部に住んで、却って良さが分かってきたように思えます。
昔、子ども会の当番で、水やりをしていた花壇が、変わらぬ美しい花を咲かせていました。管理しているのは、少子化を反映してか、老人クラブになっていましたが、夏の日の夕方、ホースを引っ張って水をまいていたことを思い出しました。
時々、立つ位置を変えると、見ている空間だけでなく、時間の軸も変わります。そこでの発見は、またもとの位置に戻ったときに思考の幅や視点を変えてくれる−帰省ひとつにちょっと大仰ですが、そんなことを考えました。
新緑の季節、見るものすべてが躍動しているような感さえあります。
新潟をはじめ、日本海側の厳しさに耐えているような自然も風情があって美しいですが、瀬戸内には陽気な男性のような開けっぴろげに明るい雰囲気があります。広葉樹が多いせいでしょうか、自然を表現するにはナンセンスかもしれませんが、同じ緑でも妙に福々しいのです。
住んでいた18歳までは、ただの田舎町にしか思えませんでしたが、ほかの町、ことに都市部に住んで、却って良さが分かってきたように思えます。
昔、子ども会の当番で、水やりをしていた花壇が、変わらぬ美しい花を咲かせていました。管理しているのは、少子化を反映してか、老人クラブになっていましたが、夏の日の夕方、ホースを引っ張って水をまいていたことを思い出しました。
時々、立つ位置を変えると、見ている空間だけでなく、時間の軸も変わります。そこでの発見は、またもとの位置に戻ったときに思考の幅や視点を変えてくれる−帰省ひとつにちょっと大仰ですが、そんなことを考えました。