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新潟県新潟市・新発田市の印刷会社・(株)福島印刷のブログです。
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置き薬

この冬からいわゆる「置き薬」を利用しています。
1月の大雪の日に、営業の方が訪ねてこられ、雪まみれであまりにお気の毒だったのでついお願いすることにしたのですが、天気が悪いことも多く、乳児連れの外出の大変さを考えると、万一の備えにしておいてよかったな、と思っています。
薬と言えば、「富山の薬売り」が有名ですが、我が家でお願いしているところも新潟のお隣、富山本社の売薬会社さんのもの。
発祥は江戸時代だそうですが、必要な時にまず使って後で清算する「先用後利」の理念はよく考えられたものだなあと感心します。
私の実家にも置き薬がありましたが、子供のころはどういうシステムなのか全く理解できなかったので、勝手に甘いシロップをたくさん飲んで後に高額な支払いが必要となり、母親に勝手に飲まないように!と厳命されたものでした。
今はドラッグストアの普及や後継者不足など、課題も多い業界だと聞きますが、利用者との信頼の上に成り立っているこうした形態は、極めて日本人的で好ましく思えます。
アジアの他国でも、病院が遠隔地にある地域を中心に、配置販売を普及させる取り組みがあるそうで、こちらの行く末も注目しています。
日々つれづれ日記
author : fukushima-p | - | -